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Story

​それは、幻色の少女たちが紡ぐ、
勇気と希望の物語。

ウィスカ・アリアンロッドは、ごく普通の少女である
共に暮らす村人たちに薬を提供し、買い出しに向かえば世間話に花を咲かせ、祖父と交代で作る食事を味わい、趣味の読書や薬学の勉強に精を出す……そんな、穏やかな日常こそが、ウィスカの全てだった。

こんな日々がずっと続くのだろう。
隣にいる人はいつか変わるかもしれないけど……そしてその人が素敵な人だと嬉しいけど……などと素朴な幸せを夢見つつも、ウィスカは今の生活に満足していた。

だが、そんな日々は突然終わりを告げる。
幸いだったのは、その終わりが悲しいものでも、辛いものでもなかったこと。
ある意味では、それはウィスカにとって、始まりの出来事だったのかもしれない。
よく晴れた、洗濯日和の春の一幕。
ウィスカが18才の誕生日を迎えた、大切な日のことだった。